長期投資と複利がおすすめ はじめに
「放置する副業」では大変重要なキーワードである「長期投資と複利」の考え方を整理しておきたいと思います。
まず、複利について理解していただき、長期投資と組み合わせるとどうなるのかを数値を見ながら説明します。
長期投資と複利がおすすめ 複利とは
例えば、銀行の1年定期預金にお金(元金)を預けます。
1年後に元金に加えて利子を受け取ります。
受け取ったと利子を元金とともに1年の定期預金で再度預けます。
すると、1年後、元金に再度利子がつくと同時に、1年目の利子にも利子がつきます。次のようにイメージしておくと良いと思います。
複利とは、元金と利子を再投資して、利子にもがつく。
再投資する度に複利効果で、投資額・利子(リターン)が拡大する。
長期投資と複利がおすすめ 複利の効果を数字で再確認
実際に計算して確認してみます。
元金1,000,000円。1年後に1%の利子がつく場合
1年後 元金1,000,000円、利子10,000円 合計1,010,000円
2年後 元金1,010,000円、利子10,100円 合計1,020,100円
3年後 元金1,020,100円、利子10,201円 合計1,030,301円
元金 | 利子 | 合計 | |
0年目 | 1,000,000 | 1,000,000 | |
1年後 | 1,000,000 | 10,000 | 1,010,000 |
2年後 | 1,010,000 | 10,101 | 1,020,101 |
3年後 | 1,020,101 | 10,201 | 1,030,302 |
仮に1%程度の利子でも、3年後には元金は初めの100万円から1,030,302円にアップしています。元金が触れると利子の累計はどんどん増えていきます。
利子にも利子がつき、元本はどんどん増えていきます。これが複利です。
複利の世界では、7%の利率で10年間で、概ね倍になります!
元金100万円 ⇒ 196万円
単利だと10年後は170万円(=100万円×7%×10年)です。
複利だと単利の約37%増(96万円÷70万円)で資産が増加しています。
すでにお分かりと思いますが、投資で得た利益と元金はそのまま再投資してくださいということです。
利子分は儲けだ考えて喜んで使ってしまうと、いつまで経っても元金は100万円のままで、資産は増えません。
・元金と利子(利益)は再投資すること
・サラリーからの追加投資(元金の増加)も相まって資産は飛躍的に増加。
「投資資金の貯め方」の記事で再三言っていた財布4(=投資用)のお金は投資以外に回さないの意味がここにあります。投資用のお金は使わずに、そのまま再投資を繰り返すと、投資額が拡大し、リターンも拡大します。10年も経てば、投資を始めた時とは比べ物にならない程の大きなリターンになっています。
「投資資金の貯め方」の詳しくは下記記事をご覧ください。
長期投資と複利がおすすめ 長期投資の複利による効果
私が所有している不動産のケースを、アバウトな数字で当てはめてみます。家賃は毎月入るので、10年の月の複利で計算します。
私の初期投資額はざくっと1000万円です。毎月の家賃で諸経費やローンを引いた手残りは16万円です。
初期投資額 1,000万円、毎月の手残り16万円(年間192万円)
同じ金利の投資先に毎月再投資した場合、
10年後 1,000万円 ⇒ 6,718万円(初期投資額込
10年間、再投資しなかった場合、
10年後 1,000万円 ⇒ 2,920万円(初期投資額込
超低金利で生活して30年も経つと感覚がおかしくなりますが、本来金利がある世界では、このようなことがあり得るわけです。
要はリスクを分散しながら、ある程度の利回り(利率)で回る投資先を見つけ、長期的に投資して複利の力も借りて資産を飛躍的に拡大させるのがポイントです。
長期投資と複利がおすすめ まとめ
複利の爆発力をご認識いただけたでしょうか。
先ほども申し上げたとおり、仮に7%で10年運用できても、元金は2倍くらいになります。このあたりを目指していきたいですね。
長期投資と複利は非常に相性も良いです。その効果を認識して投資を考えるのがおすすめです。
複利とは、元金と利子を再投資して、利子に利子がつく。
再投資する度に複利効果で、投資額・利子(リターン)が拡大する。
・元金と利子(利益)は再投資すること
・サラリーからの追加投資(元金の増加)も相まって資産は飛躍的に増加。
長期投資と複利がおすすめ 追記
私が所有している一部の不動産は、融資を受けて投資効率を上げているので、インカムゲインが大きく、空室や修繕コストがかからない年は、年利20%近くで回ります。
20%の利回りを10年間、複利(月利)で運用できると、なんと元金は6.7倍になります。
実感なさすぎですね。実際には利回りが高い投資は浮き沈みもありますので、平準化されていくと思いますが、複数物件を持ち、一部をこのような投資にすると10年後は面白いことになっているかもしれません。