今回の記事では4つのクワドラントについて解説しています。
簡単に書くと、資産家になるには、4つのクアドラントの内、ビジネスオーナーかインベスターになる必要があるということです。
放置する副業では、放置しておけば資産が資産を生むという形を目指します。まさに労働収入ではない不労所得ということになります。
放置する副業は、インベスターのクアドラントに分類される副業です。
放置する副業は不労所得 4つのクワドラントとは
まずは下記の図を見てください。
E:employee 被雇用者(会社員) | B:bussiness-owner ビジネスオーナー |
S:self-employed 自営業者 | I:investor 投資家 |
・E:Employee(エンプロイ)
⇒被雇用者。いわゆる会社員など雇われて賃金を得ている状態。
・S:Self-employed(セルフエンプロイド)
⇒自営業。自分が働いてお金を稼いでいる。自分で自分を雇用しているような状態。
・B:Business-owner(ビジネスオーナー)
⇒ビジネスオーナー。ビジネスを立ち上げて権利収入を得る状態。ビジネスを立ち上げ後は、他の人に働いてもらって自分はほとんど働く必要はないが大きな収入を得ることができる。
I:Investor(インベスター)
⇒投資家。株式会社、ビジネス、不動産などの投資対象にお金を投資して、投資している(所有している)資産からお金を得ている。
※左側のEとSは労働収入で、右側のBとIは不労所得となります。
この図は、ロバート・キヨサキ氏がベストセラーの「金持ち父さん・貧乏父さん」シリーズの「金持ち父さんキャッシュフロークアドラント:経済的自由があなたのものになる」を参照しています。
この著者のシリーズを読み、この図を知っている方は、非常に多いと思います。
(2024/11/09 15:46:08時点 Amazon調べ-詳細)
ロバートキヨサキ 書籍 先着5,000名限定 無料プレゼント
放置する副業は不労所得 ポイント
私が感じたポイントのみをお伝えすると、左側の労働収入を得る場合は、時間的な限界があるということです。1日24時間しか人は時間を持っていません。
・労働収入(SとE)には1日24時間という限界がある。
・よって、収入の増加にも限界がある。
数ある副業の大半は、EまたはSクワドラントで労働収入です。本業を持った上で、副業をするわけですが、当然、時間の限界がある以上、収入の増加にも限界があり、限界をブレイクするにはBまたはIクワドラントに移っていく必要があります。
ということを踏まえつつ、次章より各クワドラントを説明していきます。
放置する副業は不労所得 Eクアドラント
会社員は、努力してビジネスチャンスを掴み、会社に大きな利益をもたらすような結果を出しても、結果に見合う収入を得ることが難しいです。
なぜならサラリーは会社が決めるからです。また、同じ理由で、所得を増加させること、特に短い時間では難しいです。
当然ながら一定の労働時間を提供することでサラリーを得る契約をしているので、時間的な制約が必ずあります。おまけに残業や通勤時間、お付き合いも入れれば、1日時間の大半が本業に使われることになります。
・Eの収入を決めるのは会社であるため、収入のスピード感のある増加は難しい。
・多くの時間的な制約がある。
放置する副業は不労所得 Sクアドラント
自営業者なので、ビジネスが成功すればEクアドラントと違い、大きな利益を得ることがでいます。また、時間のコントロールも自分で行うことができます。そういう意味では会社員のEよりもチャンスがあります。
しかし、そのビジネスは自身が働くことが前提となっています。時間的な自由を求めて、活動を休止または停止すると、ビジネスは萎んでしまい、収入はなくなります。自らが働くことが前提となっているSクアドラントはやはり時間的な制約を受けることになります。
つまり、右側のBとIクワドラントに移らないと、時間的・経済的な自由を得るのは、やはり難しいということです。
資産家(お金持ち)は、BかIクワドラントに所属している。
放置する副業は不労所得 Bクアドラント
ビジネスオーナーです。
分かりやすい例で言えば、ショップのオーナーです。ショップでは店長を雇い、店長に店を切盛りしてもらい、自らは具体的な労働をせず、ショップからの利益を収入として得ます。
このビジネスモデルを複数店舗で適用して、複数店からの利益を得ます。
複数店舗を束ねる労力はマネージャーを雇い、自身はオーナーとして引き続きショップからの利益を得ます。
理論的にはいくらでも事業拡大ができることが分かると思います。
それは、労働力が必要のない不労所得だからということになります。
Iクアドラント
投資家です。お金は積極的に使います。
しかし、左側のEやSとは異なり、購入したことにより追加でお金がかかるようなものに使いません、
資産家が使わない例としては、車です。
まず車はお金を産みません。逆に、メンテンナンス費用、駐車場代、ガソリン代など車を所有することにより、さらにお金が出て行ってしまいます。
お金持ちは、「お金を産んでくれる資産」の購入に積極的にお金を使います。
使う例としては、次のような場合です。
1つ目は、不動産を購入し、家賃収入や値上がり益を得る。
2つ目は、株式を購入し、値上がり益や配当金収入を得る。
このように「お金を産む資産」を積極的に買い、資産を拡大させていきます。当然ながら自身は労働をしていませんので、資産を買うお金があれば無尽蔵に拡大することができます。そのお金も資産が稼いでくれます。
時間に制約されず、資産収入を拡大し続けることができるIクアドラントが、目指すべき形ということになります。
4つのクワドラントと「放置する副業」
「放置する副業」で実践するのは、Iクアドラントにあたる株式投資と不動産投資です。よって、時間的な制約を受けません。
サラリーで得たお金で、「お金を稼いでくれる資産(株式、不動産)」を購入し、その購入した資産からの収入を得る形を作りあげていきます。
「放置する副業」は、Iクアドラント
我々のような会社員はEクワドラントに所属しています。
EクワドラントからIとBのクワドラントに移ることは通常難しいですが、投資である「放置する副業」はすぐにIクワドラントとして、収入を得ていこうという考え方です。
もちろん元手となるお金も必要ですし、株式や不動産を購入して損をしては元も子もありません。
そのため放置する副業では、サラリーをコントロールして上手く投資に回し、そして、投資に伴うリスクを分散して資産を拡大させるところにポイントがあります。
まとめ
4つのクワドラントとは次の表(再掲)のとおりです。
E:employee 被雇用者(会社員) | B:bussiness-owner ビジネスオーナー |
S:self-employed 自営業者 | I:investor 投資家 |
・E:Employee(エンプロイ)
⇒被雇用者。いわゆる会社員など雇われて賃金を得ている状態。
・S:Self-employed(セルフエンプロイド)
⇒自営業。自分が働いてお金を稼いでいる。自分で自分を雇用しているような状態。
・B:Business-owner(ビジネスオーナー)
⇒ビジネスオーナー。ビジネスを立ち上げて権利収入を得る状態。ビジネスを立ち上げ後は、他の人に働いてもらって自分はほとんど働く必要はないが大きな収入を得ることができる。
I:Investor(インベスター)
⇒投資家。株式会社、ビジネス、不動産などの投資対象にお金を投資して、投資している(所有している)資産からお金を得ている。
「放置する副業」は投資であり、不労所得(資産収入)を得るIクワドラントに位置づけられる。
日頃手間暇がかからず、多忙な会社員でも実践できる理由がそこにあります。
放置する副業は1日24時間の制約がある労働収入と異なる資産収入(不労所得)であるため、会社員の収入を得ながら、副業収入を拡大し続けることを目指せます。