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株式投資

株式投資の初心者向実践例 株式と債券の投資商品 第3話

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第3話では、具体的にどのような投資商品で分散投資を実践してきたかについて説明していきます。

第3話の前提となる基礎知識のエッセンスは下記第1,2話を参照下さい。

株式投資の初心者向実践例 長期投資・分散投資等 第1話株式投資で私が実践し、約10年で資産を大幅に拡大してきました。その核となった投資について説明しています。第1話では、実践した投資の基礎となる考え方、長期投資、分散投資、ドルコスト平均法について、エッセンスを説明しています。...
株式投資の初心者向実践例 手数料と税金、株式と債券等 第2話株式投資で私が実践し、約10年で資産を大幅に拡大してきました。その核となった投資について説明しています。第2話では、実践した投資の基礎となる考え方、手数料と税金、株式と債券の関係、外国への投資について、エッセンスを説明しています。...

株式投資の初心者向実践例 投資対象と投資商品

そもそもアメリカの株式を買うってどうしたらいいのか、債券はどこで売っているのかなど、初めての方はわからないことだらけだと思います。

そこで、分散投資で触れてきた投資対象を具体的にどういったものを買うことで実現できるのかを説明していきます。

投資対象によっては、積立できるものや、個別に買わなければならないものなど、様々ですので、そういった視点でも説明を加えています。

最後までお読みいただくと、どんなものを買うのが良いのかのイメージを固めることができると思います。

株式投資の初心者向実践例 株式(国内・海外)

個別の株式(ある特定の会社の株式です。)ではなく、投資信託を買うことを想定しています。個別株式は値動きを読むことが難しく、初心者にはハードルが高いためです。

では投資信託はどういうものかについては、次の記事を参照ください。

投資信託とは サマリー、種類、コストについて説明投資信託について サマリー、種類、コストについて説明しています。「放置する副業」の視点を踏まえて、投資信託のメリットとデメリットも含めて理解が進むように説明をしています。。...

・独仏英日米など代表的な株式指数に連動するインデックス型の投資信託を買う。

・理由:

1 インデックス型投資信託は手数料が安い(アクティブ型※と比較して)

※アクティブ型投資信託は、各投資信託において、独自で各課式を評価して構成銘柄としているものです。一般的に、インデックス型より手数料が高い傾向にあります。また、個別銘柄を選定していることや手数料が高い分、インデックス型以上に投資成果を期待したいですが、必ずしも結果を出せている投資信託ばかりではありません。

2 株式指数とは、日経平均・TOPICSやダウ工業株・ナスダック・S&P500指数など。

※例えば日経平均は、日本経済新聞社がチョイスした企業の株式を合算して指数化したもの。よくニュースで日経平均株価は見かけると思います。

日本を代表する、各業界の企業で構成されるため、日本全体の株価の値動きのイメージとして捉えることができます。

3 日本やアメリカなどの株式市場全体の値動きを買うことができる。

個別株式は倒産すれば価値が0円になりえるが、日経平均が0円にはならない。

つまり、下がった日経平均もいずれは上昇に転じることも期待できます。

4 その他

・積立型の投資信託だと、毎月口座から引き落としをしてくれ、毎月の買付作業も無しで、まさに放置する副業スタイル!

・いずれも証券会社でネット上で買うことができる。

株式投資の初心者向実践例 外国債券

・第1候補:外国債券指数に連動するインデックス型投資信託を積立で買う。ドルコスト平均法を実践できる。手間いらず。

・第2候補以下

  ETFをスポット※で毎年買う。

  先進国の10年国債を買う。

  外貨定期預金を買う(ドル、ユーロ)

※スポット:積立に対して、自分でタイミングを計り購入する買い方。

・放置する副業スタイルであれば、外国債券指数に連動するインデックス型投資信託を買う。可能な限り手数料が安いもの。

・債券指数に連動したETF(投資信託を株式のように分割して上場している)を買う。手数料がさらに安いため選択肢に挙げた。但し、積立はできないので、スポット(=単発)で毎年買うことになる。

・10年ものアメリカ国債など債券そのものを買う。手数料が低い分、投資としては最もリターンがいい。但し、スポットで買うこと、単価が高いことなどから、ある程度資産規模が大きくならないと、分散投資がしにくく、リスク分散が難しい。

手頃な外国債券がない場合は、ドル・ユーロ建て定期預金を買う。厳密には債券と異なるが代用として買う。小口でいつでも購入できるので、利便性が高く、リスク分散には便利。

・購入先は、外貨預金は銀行、それ以外は証券会社です

私は上記全てを実践しましたが、最終的には下記「良い例」の考え方に落ち着きました。

良かったなと思う実践例

・為替・金利の状況を見て(当時の相場観:100円/ドル、配当利回り4%を目安)、アメリカ10年国債を購入

・欧州圏は手ごろな外国債券がなかったので、ユーロ定期預金で代用

・アメリカ国債の購入水準も相対的なもので、いつも通用するわけではなく、まとまった金額も必要。またスポットで買うためドルコスト平均のリスク分散が取りにくいので注意が必要。

・外貨預金は解約したときに、売却益が出ない点も注意。債券ならば、市場で取引があり、売却時点の時価次第で利益がでることもある。

いろいろ試した実感として下記を参考にしてみてください。

・債券は株式ほどにはキャピタルゲイン(値上がり益)は得にくいため、基本的にインカムゲイン(配当益)を狙うことになります。

・主な目的が株式のリスク分散で、債券ではそれほど利益を得られるわけではなかった。特に手数料がかかる投資信託やETF。

・投資経験を重ねつつ、資産規模もある程度大きくなったので、最終的にはコストの低い、債券そのものを買う形に私は落ち着いた。

・手頃な債券がないときは外貨定期預金で代用していた。

なぜ投資信託の積立を今はあまり買わないかを下記メモに記します。

・株式のようにキャピタルゲインで儲かれば良いが、債券は株式程値動きがなく、基本はインカムゲインで儲けた方が良い。

・投資信託やETFの場合、事実上配当金から手数料が引かれた額が利回りとなり、直接債券を買うより配当金利回りが下がる。

・投資信託では分配金があるものが多い(手数料と税金の項を参照)ので、資産の目減りも発生しやすい。

投資信託を積立以外で購入する場合、一定の資産規模、いつどのタイミングで、どのような価格・利回りで買うかには一定のスキルが必要ですので、初心者には直ぐに実践が難しい。

いずれにしろ株式が暴落したときには、債券を持っていると確実にリスク分散できるので、ある程度株式資産が積み上がったら、何らかの投資商品を利用して外国債券は買っておくべき。

但し、無理してまで買う必要は感じない。

株式投資の初心者向実践例 国内債券

次に国内債券ですが、本来ならば国債をメインに置いて資産の安全度を高めた上で、他の社債も買うなどバランスを取りたいところですが、配当金利回りが低すぎて、国債は購入するメリットが感じられなません

なお、国債そのものも投資信託他も購入先は証券会社です。

格付AA(ダブルA)またはA(シングルA)クラスの社債をスポットで買う。普段は定期預金に。

よって、数年ものの社債をスポットで買います。

金利が良く格付がダブルAからシングルAクラスのリスクの低いものがあれば、なるべく少額のものを何度かに分けて購入するようにしていた。

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トヨタなど一流どころの安全な社債を狙う。購入した当時の利回りは2%台程度だったと記憶している。

ここに至る沿革として、次のような投資をしてきた。

・当初は海外債券と同じように、日本社債を投資信託で買っていた。

・日本国債(5年国債、物価連動国債など)を買っていた。

本来は積立で投資信託を買いたいところですが、利回りが低すぎて外国債券以上に投資信託(ETFも含む)で利益を出すのが難しいと感じていた。

最終的には、普段は日本債券の代わりに定期預金の形で持ち、良い社債があれば定期預金を解約し、スポットで買っていた。

株式投資の初心者向実践例 定期預金、現金持ち高

分散投資で記載のとおり、上述の国内債券と別に全体の2割は定期預金(現金)で持っていることを意識していた。

これは相場が急落したときに、買い出動できるように現金を常に持っているように意識していた。

購入先(預け先)は、銀行となります。

2008年のリーマンショックの時、現金をかなり多く持っていた。

その現金を一気に使い切らないように数年に分けて分散して投資していった。

その結果、上昇局面では大きな資産拡大につながった。

急落時にチャンスと思って全額投資して現金が枯渇すると、さらに数年かけて下がり続けた時に、買い増す原資がなく、絶好の買い場を指を咥えてみているだけになるためです。

は相場急落時も、現金持ち高を常に意識して長期で分散して投資することで、高値掴みを避け、相場の底がさらに抜けても買い続けられるように意識していました。

現金持ち高は常に意識して多めに持っておく。

相場急落時に買い増しする。

さらに相場の底抜け時にも買い増しできるようにしておく。

株式投資の初心者向実践例 まとめ 第3話

ここまででアセットアロケーションに沿った配分資産ごとの投資対象の実践例と、その基礎となるエッセンスをご紹介しました。その考えも少し触れてきました。

なお、購入先は証券会社となります。外貨預金のみ銀行となります。

なお、投資信託や債券などは銀行でも売っていますが、私は資産の一元管理(証券税制の有効活用など(※第4話))、商品ラインナップ、手数料などから証券会社に統一していました。

以下にポイントをまとめておきます。

1 株式(国内・海外)

・独仏英日米など代表的な株式指数に連動するインデックス型の投資信託を買う。

・外国債券

第1候補:外国債券指数に連動するインデックス型投資信託を自動積立で買う。ドルコスト平均法を実践できる。手間いらず。

第2候補以下

  ETFをスポットで毎年買う。

  先進国の10年国債を買う。

  外貨定期預金を買う(ドル、ユーロ)

・国内債券

 格付けAA(ダブルA)クラスの社債をスポットで買う。普段は定期預金に。

・定期預金、現金落持ち高

現金持ち高は常に意識して多めに持っておく。相場急落時に買い増しする。さらに相場の底抜け時にも買い増しできるようにしておく。

なお、分散投資のところでも触れましたが、資産配分割合に厳格になりすぎると、却って妨げとなります。

特に債券などは、良いものがあれば購入する程度が現実的で良いと思います。投資商品を普段から資産配分の観点で意識して見ておくことが大切です。良いものがあれば、少しずつ買っていくイメージです。

当面は国内外の株式で買い進め、規模が大きくなってきたら、債券を探し始めるような進め方が良い思います。

私はそのようにあまり縛らず実践してきました。

少しでも参考となれば幸いです。

なお、実際に投資を始める前に、納税との関係で、証券税制と各NISA口座、特定口座、iDeCo口座などの最低限の知識を知った上で始める必要がありますので、第4話で触れることにします。

第4話に続く。

株式投資の初心者向実践例 税金、NISA、iDeCo 第4話株式投資で私が実践し、約10年で資産を大幅に拡大してきました。その核となった投資について説明しています。第4話では税金の種類、NISAと積立NISA、納税手続き、iDeCo(確定拠出型年金)について説明しています。...
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副業投資家ヴァンさん
★2度転職をした40代の会社員。★「もしもに備えてサラリーと別に毎月10万円の副収入があったらいいなぁ」という願望から、勉強しながら副業(投資)を開始。★単なる願望は10年程で不労所得の形で実現。★投資資金の貯め方、株式投資、不動産投資の3本の柱の実践ノウハウをブログで紹介しています。 ★別ブログで美味しいワインを備忘録として紹介しています「ちょっと贅沢な家飲みワイン備忘録byヴァンさん」 https://winelover-vinsan.com/
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